
松山市高浜地区(地図混乱地域)図根点状況報告書
1.調査対象地域
松山市高浜地区 地図混乱地域
2.調査目的
平成4年度愛媛県土地家屋調査士会の事業として、高浜地区の図根三角点、及び図根
点の1次線、2次線の失状況の調査
3.調査結果
前項を現地において調査した結果
(イ)図根三角点 6箇所の内
現存4箇所 A1・A2・B2・B4
亡失2箇所 B1・B3
B1について亡失原因は、県道の拡幅工事及び架橋のつけかえ工事の為
B3については亡失原因は、伊予鉄道株式会社所有地の展望台に設置いたしました
が、リフト運転の廃止に伴い危険防止の為、同施設を昭和62年に取壊した際、誤って撤
去したためです。
(ロ)1次線については
AA11,AA12,AB11,AB12,BB11,BB12,BB13,BB14,BB15,BB16,BB17
計 11路線 127箇所(網交点B1含む)
のうち
現存 71箇所・亡失 56箇所 となっています。
(ハ)2次線については
AB21,AB22,BB21,BB22,BB23 BB24,BB25,BB26,BB27,BB28
BB29
計 11路線 69箇所 のうち、
現存 34箇所・亡失 35箇所 となっています。
(ニ)1次線、2次線の合計196箇所のうち、
現存 105箇所・亡失 91箇所となっています。
主な亡失原因は、図根点等は愛媛県道、松山市道、及び公衆用道路への設置がほとんど
であった為、道路改修工事によるものと思われます。
1.復元について
前期の亡失箇所の内、B1については松山地方法務局の協力のもと、愛媛県と協議し、その
存在箇所の復元に当たりましたが、県道の拡張工事で、県道の車道の中に位置し、実務上そ
の使用が困難となっている為、図根三角点A2−A1より放射法により新点(B1−2)を設置し
ました。
B1−2の座標値は次のとおりです。
X= 97256.439
Y= −73410.466
また、AB12−24については工事前の逃げピンにより復元しております。
AA11−2・−3・−4、 AB11−2・−3
AB12−25、
BB11−1・−2・−4
以上9点については、復元測量を行いましたが座標がcmどめの為、とりつけの精度は検討を
要する為、仮ピンを設置しております。
各実務上の処理については、以上の経過を考慮して対応していただきたいと思います。
又、注意として
第1に、なるべく同じ路線のトラバーを使用して結合していただくこと
第2に、亡失点が2点以上の場合は、路線をおとして別に既設部分からのトラバーを組み、
座標を開いただけの復元に頼らない事が必要となってくることが考えられます。
また、現存している1次線、2次線の中にも、トラック、ブルドーザー等により砲金の十字が消
えかかっているものもあり、以後の保全の必要な箇所も若干あります。
今回の実態調査の結果、かなりの亡失箇所が明らかになってきていますが、復元の処理に
ついての限界を感じさせられるものがあります。
今後の課題として、新たな図根三角点の設置及びトラバー点の設置を行うか、亡失の危険
の少ない準拠点を各所に設置し、その処理を行うか検討すべき時期にきていると思います。
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第 11 章
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