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準拠点規則案は、唯一の案である。案であるから案以上になれない努力目標なのである。 しかし、実践すべき努力目標です。 1.復元と準拠点の関係について 準拠点設置規則、これの立案規則化を求める大きな力となるものに、「復元に利用する点を 一定の基準で打設すべきだ」とする、いわゆる、準拠点制度を確立したいと言う意見がある。 これは、測量図における準拠点を単純に見やすくする、現場で探し易い、測量が出来れば誰
でも復元可能である。準拠点打設について一般人に理解が得易いこと等を目指すからであ
る。
準拠点の現在時点における取扱いは、色々なものを勝手気ままに打つている。 このままでは依頼者・一般人・登記官・関係官庁に理解されないし、理解されないから勝手に 消えていく運命になる。 準拠点とは、境界不動標識又はそれらしき境界物があった点の復元の為に使う鋲等を指し て言われている言葉であり、測量学上に言う境界の復元とは少しずれている場合がある。 それは準拠点を記載した測量図上の精度とは直接結び付かないものも含むからです。 準拠点からの復元は、あくまで相対的なものであり、1つの境界を守るための控え杭の役割 と見た方が良い。 準拠点だけをいくら細かく測っても測量図全体の精度が上がるものではありません。 しかし、1本の杭が筆界を守り、境界のトラブルを、未然に防ぐように、その1本の杭を守るそ の保障として準拠点制度があると考えるべきでしょう。 だから、公共測量に使用されている国家三角点等、それらのものを利用したとしても単に放 射で測っている場合などは、座標変換により、国家座標としても準拠点として利用するための 測量に過ぎません。 別の見方をすれば、測量の精度を上げる為のものではなく、相対的に位置するある境界点 を守るためのものであり「現地の安定」を実現するための1つの手段であると理解した方が良 いかも知れません。 調査士が遭遇する、境界トラブルの現場では、1センチ 程度の幅で境界モメが起こっている のが現状であり、境界点に対する準拠点のデーターに、細かい数字が求められているのも事 実であります。 地籍図地域の測量図においても、測量図自身は、本来から地図の持つている精度を、基本 的には越える事は出来ませんが、準拠点の記載によればより1 単位の細かいところで起こり うるトラブルを未然に防ぐ事が出来る。 以上の事により、境界は動き易いものであることを前提に「準拠点は境界に対する特別なも のである」という意識が特に必要となる。 将来は、公共測量に基ずく座標を持たせることが出来れば、もっと良いものになると思いま す。 2.愛すべき努力目標について 愛媛会西条支部が中心となって、準拠点専用鋲を15000本作り、有志会員に販売した。準 拠点5点の内、平均3点にこの鋲を打設するとして、5000現場に準拠点鋲が打たれる計算で ある。 境界と間違い易いところは、特に重宝する。 「公共物に鋲など打てない」と思っている調査士は居ないと思うが、よく周りを見て下さいみんな やっています。これも見方を変えれば、公共用地を守るためだもの、遠慮はいらない。 ![]()
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