土地家屋調査士の業務に必要な道具について


 我々、土地家屋調査士にとって必要最低限の道具とは何があるのだうか。
 当然事務所は備える必要があるが、欲しいものとなるとキリのない話になる。
 そこで通常の業務に必要とされるものについて考えてみよう。


1.事務所内に必要なもの

@電話・fax
   出来れば、電話とfaxは別々に欲しいもの、当然電話は留守録付きのものが良い。
   ついでに携帯電話やポケベルも必要かも。

Aコピー機
   最低でも縮小・拡大の出来る機種、更にA3判が焼ける器械が欲しい物です。
  そして予算的に余裕があれば無理をして高速のものが良い。

Bパソコン・測量ソフト
   パソコンについては、最近の安価な器械でも驚くべき機能があり、十分測量ソフトが走り
   ます。製図や計算の事を考えたら労力の節約になります、最初に思い切って買っておき
   ましょう。慣れてしまったら体の一部のようになります。
   どこの測量ソフト会社のソフトを使用するかは、実際に操作してみて、じっくり自分にあっ
   たものを探すべきです。

C自動製図幾
    パソコン・測量ソフトとともに、最近安価なものもあり、思い切って買ってしまおう、プロッ
    トミスも無く、図面が美しく仕上がります。

D予定表
    黒板でもホワイトボードでもよいですが、事務所内の見易い場所に予定を書いておくも
    のがあると便利です。予定を忘れ、立会いをすっぽかすとお客様の信用が無くなりま
    す。

E製図用道具
     当然、必要です。
     自動製図機があっても、どうしても漏れが会った場合は、補正する必要があります。

F封筒・名刺
     自分の仕事のPRをかねて、自分の事務所名いりの封筒や名刺は必ず必要です。

G整理箱
     調査士の資料はあっという間に溜まるもの、当然整理して保管する場所が必要です。

H必要書類一覧表
     現場で、依頼人に必要書類を説明する時、口頭では誤りも多く、後々、言った言わな
     いで気まずくなる事があります。それでは、最初から、必要書類一覧表を作製し、その
     必要書類に丸印をして渡せば意外と意思の伝達がうまく行きます。

Iカメラ
     主に現場で立会いの状況、境界確認用の写真、地目変更用の写真、測量の現地の
     詳細の点の記としての写真と我々調査士にはかなりの戦力になります。
     ただし、いつも予備のフイルムを用意していないと、急ぐ時に間に合わないのでご注
     意。


2.測量に必要な道具

@車
     これはもう必需品そのものです。我々調査士は比較的荷物が多いので、ライトバンや
     今頃はやりの軽の1ボックスカーなどは手頃と言えます。

A光波測距儀・トータルスティション
     今から購入される方は、トータルステイションを購入しましょう。
     現在の測量の進歩から考えても、10秒読み以上(2級経緯儀・2級トータルスティショ
     ン以上)のもので着脱式のものを購入された方が良いでしょう。
     購入時の価格差と、必要時の買い変えの費用を考えると、最初から購入しておくほう
     が良いようです。

B三脚
     願わくば、光波測距儀用の木製精密三脚とミラー用の金属製大型三脚が必要です
     が、金属製三脚2脚でも可。

Cミラー・ピンポール・ピンポールスタンド
     ちょつとした測量や、1筆地の境界を測る場合に必要です、これらも2つ以上は必ず
     必要です。

D布テープ・スチールテープ
     布テープは建物の測量や、道路の横断の距離をとる場合に便利です。
     スチールテープは、検測や実際の距離の測定に使用します。出来れば検定を受けた
     テープを使用したいものです。

E掛矢・ハンマー
     当然、杭や鋲の打ち込みに使用

Fポール・箱尺
     境界確認用の断面をとったり、写真での申請地の中の位置特定の要素として使用。

Gスコップ(小)・Wスコップ、ショウゼン・鋼鉄タッパー
     固い地面に穴を開ける。

Hバッテリードリル、エンジン付きドリル、カッタードリル
     会標等を設置するためにコンクリート擁壁等に穴を開けたり、削ったりする。バッテリ
     ードリルは音の静かな市街地向き、エンジン付きドリルは、馬力が必要で大量に穴を
     開けたり出来るが音がうるさく山間部向き。ただし、小さい径のドリルの刃先はすぐ駄
     目になるので、常に予備の刃先が必要です。

Iペンキ(スポットマーカー)、スプレー
    立会い時の申請人の指示のあった位置とか、逆打ちのための境界標識埋設のための
    印として使用。
     また、境界線を復元する際に反対側境界からの重複した距離について、関係者に目
    で見せるための効果的な用具としても使用出来る。

J測量杭、鋲、釘
    実際に測量にかかった場合、器械点、準拠点、引照点、復元点に使用する。特に準拠
    点や器械点については、外の職種のものと区別するために、ステンレス鋲を使用すれ
    ば、簡単に判別する事が出来る。更に刻印付きの明示板を使用すれば明確になる。

K鎌、のこぎり
    現場で邪魔な雑木の枝とかを伐採する。


3.あると便利、小物類

@コンペックス
     現在2〜10mまで各種、色々なコンペックスが販売されています。5mと10mの二種
     類があれば、ほとんど間に合います。器械高、断面、辺長の実測の測定、使用用途
     は一番多いものです。

Aブラシ
     コンクリート等の汚れを落として、会標等の接着をよくします。また、三脚の清掃等に
     使用

Bヘラ
      コンクリート等に付着している余分な物を削ぎ落とす。


C下げ振り
      高い場所にある境界(屋根の庇の角)から、地上や地中に境界の位置を設定する。

D勾配定規
      コンクリート擁壁等の勾配を知る事が出来、横断をとる時に便利。


Eチョークライン
      現地で、交点位置等を表す事が出来る。


Fガムテープ

G水糸
      分筆等による新設の境界等を、依頼人の目で見せて判断させる事が出来る。
     また、隣接地との境界の決定についても立会い時に使用して、決定する事が出来る。

Hビニールテープ 杭等の目印

Iロープ 
      邪魔になる小枝等をたばねたり、引っ張ったり出来る。

Jバール
      釘抜き、マンホール等の蓋開け。

Kポンチ
      会標に数字等を刻印する。

Lタオル、合羽、傘
      いざという時のために、立会い中に雨がふっても途中で止める事が出来なくなり・・

M軍手
      調査士は肉体労働、当然軍手も必要。しかし繊細な機械を操作する時には軍手の
      指先を切ったものを使用しても良い。

N気圧計・温度計
      基準点測量には不可欠、持っておこう






新人入門編
     
前のページ  次のページ


トップへ
トップへ
戻る
戻る