高岡町基準点設置作業 15 ( 内業・書類チェック ) ●観測データチェック(内業1日目) 平成20年12月6日調査士会館午前8時集合 観測手簿のチェック 観測手簿の点検、倍角差、観測差、定数差の確認であるが、とにかく数量が多い400枚近い 手簿の点検である。 データーコレクターから観測データを取り込み、パソコンで自動的に計算と点検をしているの だが、万一の事もあり確認だけはしておかなければならない。 倍角差、観測差、定数差、距離のセット間較差が制限を超えていないか確認しながら鉛筆で 検符を行う。 更に人が替わり赤色検符を行う。 9人掛りであるが、かなりの時間を要する。 距離計算簿 今回はチェックも兼ね、両方向から距離を観測した。 更に両方向からの距離観測により、その距離に相違があったものは再度距離の確認を行い どちらか一方向からの距離観測にしている。 基準点の計算においては片方向からの距離観測となるため、片方の距離観測を排除したもの である。 基準点を計算するにあたり、この処理が正しく処理されているか、高低計算簿から観測距離 使用の方向の確認と、観測距離が両方からのものになっていないかの確認を行なう。 標高の点検計算 更に器械高、目標高、観測距離が正しいものが使用されているか、観測手簿とのチェックを 読み合わせながら確認していく。 座標の点検計算 近似座標は括弧書きされたものが使用されているか、また括弧書きが重複して表示されてい ないかの確認を読み合わせて確認する。 座標の点検計算簿の括弧書された座標値を老眼おっさんが読み上げ、測量屋さんが厳密網 計算の近似座標入力データをチェックしていく。 そのうち、「あれっ、これさっき読み上げませんでしたか。」 修正前、修正後で打ち出されたものなのか、完全に同一のものかどうか確認する。 大量のデータ処理のせいか、プリンターも重労働に駄々をこねたのか、重複して打ち出されてい たようである。 40分程掛かって、点検路線の189路線の計算簿の読み合わせが終了。 チェックの入っていない新点が2つある。 測量屋さん、ホワイトボードに貼られた路線図を見て、即座に 「〇〇号路線か××路線ですね。」 ![]() ホワイトボードに貼り付けられた路線図 老眼おっさん、完全に頭は混乱状態、測量屋さんの言ってくれた意味が解らない。 実は路線図がそこに貼り出されていたのにも気が付いていなかった。 最初のぺージから漠然と探していき、真ん中のあたりで目指す新点の括弧書きがされた 座標があった。 点検計算の計算簿を2枚一緒にめくり、見落としてしまっていた。 探した後でゆっくりと考えると路線図の中には図根多角点名が入っており、その点を通る 路線は〇〇号路線と××路線である。 計算簿は路線の順番に並べてあり、本当に簡単に見つけることが出来たはずだった。 文部科学省様、大人の全国一斉学力テストには反対します。 老眼おっさん一人で平均点を下げてしまいます。 計算開始のボタン 誤りが見つかった箇所についてはパソコン内のデータを即座に修正していく。 すべてのチェックが終了、データの修正が完了したところで、迷惑おっさんのノートパソコンの 中で計算開始直前の状態で停止させていた厳密網計算を実行する。 ![]() パソコン持参でデータ修正は即座に 即座に計算終了 一昔前までは、パソコンの容量の関係で新点の数量制限があった。 計算を開始したものの固まってしまい、最初から入力のやり直しという事も多かったが 最近は「そんなの関係ねぇ。」とほとんど無制限になっている。 400点近くの計算を即座に行ってしまった。 パソコンの進歩はすごい。 計算結果は、厳密水平網計算3秒76、厳密高低網計算14秒76である。 「すごいね。」 「水平網が良かったのは環の観測がしっかりしていたからよ。」 本日は19時で終了となりました。 ●厳密網計算入力チェック(内業2日目) 平成20年12月9日午前8時30分調査士会館集合。 老眼おっさんは所要の為、午後2時からの参加である。 内業真最中の調査士会館第2会議室に入ると、全員が黙々と作業をしている。 机の上に5p以上の高さに、それぞれに積み上げられているのは、厳密網計算の計算書と 成果表である。 内業1日目に解析だけした厳密網計算をパソコンから打ち出している。 さすがの分量である。 遊んでいる人間はいない。 途中から参加の老眼おっさんがすぐに取り掛かれる作業はない。 「何か、仕事ない。」 「隣の第1会議室でもやっているよ。」 隣の第1会議室に入ると、T永さんとK石さんが何か図面を作っている。 二人一組で作業をしている。 「手伝う事はないよね。」 「はい。」 すごすごと第2会議室に戻っていく。 ページ付け やがて、作業の区切りがつき、エクセルのフッター機能を利用してページ付けを行なうこと になった。 インクジェットプリンターを使用して観測手簿の原本に直接ページの印字を行なったが、パンチ 穴にひっかかりビリビリと破れてしまった。 検符のされた手簿が2枚無駄になってしまった。 「穴を開けなければ良かったですね。」 段取り良く作業を進める測量屋さん、手際の良さが仇になってしまった。 破れた手簿の替わりを打ち出し、検符をもう一度行う。 仕方なく、N本さんとS松さんが数字印を使用してページ付けを行なうことになったが400枚ほど の数量である。 丁寧に1枚ずつ数字印を押していくためにかなりの時間がかかる。 まだ、パンチ穴の開いていない成果表についてはインクジェットプリンターを使用してのページ 付けを行なう。 破れないように注意しながら、20枚を一組にセットしてページを打ち出していく。 10分程度で400枚弱のページ付けが終了する。 残った書類は手際よくパンチ穴があけてあるためにインクジェットプリンターを使用することが 出来ない。 「エクセルの印刷の方向を縦か横にしてページをうまく打ち出すことは出来ないのかな。」 いろいろやってみるが、どうも不可能のようである。 横ではN本さんとS松さんがハンコを丁寧に押し続けている。 出力がコピー機かレーザープリンターであれば穴に引っかかる事はない。 調査士会事務局のコピー機の手差し印刷を使用すれば、ある一定枚数ずつ差し込んで やれば表側の前面部分にページが印刷出来ることが分かった。 30枚ずつ小分けしながらエクセルのフッター機能を利用してページ数を連続して印刷していく。 距離計算、標高の計算、点検計算に順次ページ付けを行い、1時間ほどですべてが終了した。 横ではN本さんとS松さんがハンコを丁寧に押し続けている。 やっとハンコ押しが終了したN本さん、 「これ、前回の基準点測量の成果は測量屋さん一人でページ付けしていたんですよね。 それもハンコでしょう。大変よなぁ」実感がこもっている。 再確認 二手に分かれて作業をすることになる。 第2会議室で高低計算のチェック。 第1会議室で平面距離のチェックを行なうことになった。 徳永さんと金石さんが午前中別室で作製していた図面を渡される。 A1の大きさで図根多角点網図に点間距離を記入している図面である。 平面距離を青字、球面距離を赤字で記載している。 その図面と座標の点検計算簿を見ながら、座標の点検計算に使用した平面距離の確認をする。 別第1会議室でM好さんと、老眼おっさんの二人での確認である。 点検計算(座標)簿をM好さんが、図面を老眼おっさんが受け持ち、図面の平面距離を老眼おっさ んが路線経路に従い読み上げ、M好さんが計算簿をチェックしていく。 路線毎にM好さんが最初に出発点と到達点を指示して、老眼おっさんが図面でその場所を 探し出す。 図面から路線経路を想像して平面距離を読み上げていく。 しかし、出発点と到達点が一緒でも複数の路線が存在する。 図面を見ながら、最短で結ぶ路線を頭の中で考え、進行方向の点名と平面距離を読み上げて いく。 時折迷惑おっさんと考えの相違する場所がある。 M好さんから、「いや、そこちがう」と指摘がある。 「じゃあ、こちら側ですね。」 老眼おっさんの想定した経路と反対側に回り込む形になっている。 64路線、うんざりしながら終了。 一休み、気分転換に雑談でもしようと皆の作業している第2会議室へ、 ![]() 外は真っ暗、チェックの合間の一休み ドアを開けると、全員が総がかりで点検計算(高低)チェックを真剣に行なっている。 迷惑おっさんが高低の点検計算簿を持ち、他のチェック者は観測手簿をそれぞれに受け 持ち、自分の受け持ちの手簿にある観測点の高さ、相手方手簿に記載されている相手方から 見た観測点が目標点になった時の高さのチェックをカルタとりの要領で行なっている。 カルタとりの邪魔をしに来た老眼おっさんに 「路線図が要ったんよね。でも、解かるやろ。」と迷惑おっさんに子供を追い払うように言われて しまった。 はい、確かに解ったんですが・・。雑談しようとも言えず、言われてみれば路線図があれば 簡単だよなぁ。 しかし、この部屋でも路線図は使用しているようである。 日ごろ図々しい老眼おっさんでも「路線図持って行ってもいい。」とは言えない。 一休みして皆と雑談でもと思ったのだが、これでは休めない、仕方なく第1会議室に戻る。 ここからは環の部分のチェックである。 環の部分は出発点も到着点も同一点である。 出発点を言われても、出発点が関係する環は少なくても2つはある。 先ほどの要領で進めていくのだが、完全に予想が付かない。 出発点から時計回りに北側に上がっていった環の後、同一の出発点であれば今度は南側に 下がる環というように冷静な判断が出来るのが大人なのだが、大人の学力テスト反対の老眼 おっさんにはそんな判断は出来ない。 舞い上がってしまい、何度も同じ順路をたどってしまう。 サルと学力テストをしても負けそうになってくる。 こうして125の環を迷いながら、効率悪く終了した。 日常の業務では点数も少なく、どのような方法であっても自分さえ理解できていれば、時間的な 無駄は生じないが、大量のデータを扱う場合は効率を考えないととんでもないことになる。 迷惑おっさんは、すべて図面化してチェックしている。 多少の時間がかかっても、図面化することにより2重、3重のチェックがかかり、急がば回れで ある。 そして、何よりも視覚でチッェク出来る利点がある。 第2会議室のチェックも、ほぼ同時刻に終了となった。 本日は午後11時30分でお開きになりました。 ●細部図根点測量チェック(内業3日目) 平成20年12月14日午前8時30分調査士会館集合。 本日は細部図根点測量の確認作業である。 細部図根点測量チェック 図根多角点の成果が確定したので、図根多角点を与点とする細部図根点測量のチェックから 始まる。 細部図根点は細い水路沿いに設置されたもので、点間距離も短く、やぶ蚊に刺されながら足場 も悪い中を測量屋さんとS松が2人で観測したものである。 細部図根点測量観測手簿のチェック 高低計算、距離計算、座標の点検計算順次進む。 細部図根点測量成果と図根多角点観測成果との比較を行う。 図根多角点の観測成果の座標値から図根多角点の点間距離を計算し、細部図根点測量の 観測データとの距離の比較を行う。 老眼おっさんは他の作業をしていて、その作業内容を知らなかった。 N本さん、いきなり 「老眼おっさん、平面距離を出す計算式はどうなんでしたっけ。」 ドキッ、えっ、何、平面距離って。 最近、脳細胞の萎縮が進んでいる老眼おっさん、いきなり質問されてもピンと来ない。 アルファベットの並びだってABCから順番に指を折らなければ思い出せない有様。 え~っと、平面距離は、斜距離から水平距離、球面距離そして最後が平面距離だった。 で、平面距離をどうするんだって。 思考回路がえらく遠回りをしている。 見かねた迷惑おっさん。 「斜距離×COS(高低角)×(63700000/(63700000+ジオイド高+標高))×縮尺係数よ」 ああ、観測距離から単純に平面距離を計算する計算式のことだったのか。格好悪いなぁ。 基準点測量のイロハじゃないか。 ここは笑ってごまかすしかない。 図根多角点成果の座標値から計算した平面座標と、点検測量データから計算した平面座標 の比較では、計算途中での四捨五入の相違によると思われる1oのみであった。 こうして、法務局への成果納品のための資料はすべて整った。 表紙のタイトル、背表紙、仕切りと製本していくとすごい分量である。 一番大きいバインダーの3分冊となった。 法務局への納品分、協会に残す副本を製本して本日は終了した。 ●基準点成果、納品 平成20年8月29日に契約された高岡町法14条地図基準点設置作業の成果品は 平成20年12月15日N本さんにより法務局に納品された。 「お疲れ様」と迷惑おっさんを労う。 「まだまだ是からよ。今からが大変なんじゃけん。」 と迷惑おっさん。 ● 平均図 ![]() ● 点検計算路線図その1 ![]() ● 点検計算路線図その2 ![]() ● 細部図根点測量の結果 ![]() ![]() ![]() |