老眼おっさんの儲からない近況


  標高350メートルを越える現場での測量を依頼されました。

  事務所から車で50分かかる場所で、山と山に挟まれた土地の分筆です。

 私の事務所も標高200メートルなのですが、それよりも高い所です。


  写真は申請地の反対側の状況です。






  申請地は、この畑の隣の土地なのですが、この畑の端にGPS測量で

 1級相当の基準点を設置させていただきました。


  700メートル程、離れた反対側の山の中腹の上空視界会の良い場所

 
(道路のコンクリート擁壁)に同様に1級相当の基準点を設置しました。


  その後、新設した2つの1級基準点を利用して3級相当の基準点を設置。


  申請地隣に設置した
1級基準点と3級基準点を結ぶ4級相当の基準点

 を設置して登記測量に必要な登記基準点と準拠点を作成しました。



 現地は昭和32年に国土調査が終了しています。


  また、道路が拡幅されているにもかかわらず未登記であるために

 現況と地図の相違が多い場所でした。



  隣接土地所有者との立会いでの聞き取り調査では多くの境界が合意に

 より変更されているものと思われました。



  基準点を使用して公共座標で比較してみたところ、国土調査は合致しており

 多くの相違は当事者間での都合の良いように合意で境界が変更されている

 ことがわかりました。





  「迷惑おっさん」言うところの「老眼おっさんの怪しげな測量」ですから

 測量はあまり正確ではないかもしれません。私自身、確信を持って

 仕事をすることが出来ません。



 今回は、少し費用的にはわりにあいません。

 でも、ついついやってしまいました。


 申請地の近所ではこんなものをみました。





近くでじっと見ると、イノシシの皮です。




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