6章 現地現況から

6.1 現地調査から

鷹子地区の現在の図根三角点、図根多角点の状況について報告する。

調査にあたっては、現地調査の困難な山間部の図根多角点を除き、鷹子図根多角点網図から住宅地図に図根多角点位置を転写して、平成14年7月29日〜31日間に踏査を行い、現地で確認できた353点の図根多角点には赤のマーキングを施した。

 6.2 図根三角点

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図根三角点は第2章で記載のとおり、A1、A2、A3、B1、B2、B3の6点が域内に設置されている。この内A1は造成工事、A2は病院の改築工事、B1は校舎の新築、B3については造成工事によりすでに亡失している。

さらにA3についても庁舎の改築工事が予定されている。

 

測量作業に使用できるものは道路上(地下埋設)に設置されている図根三角点B2のみだが、道路面の沈下による影響で、標石に傾斜がみられ何らかの保全措置が必要になりつつある。

 

 


6.3 図根多角点

   調査した図根多角点(353点)については、状況に応じて下のように区分した。

現況記号

      正常 ○ 見かけ上、正常であると思われる点 

異常 ● ガードパイプなど障害物により使用できなくなっている点

異常 △ 標識の+印が消えかけているか、近い将来消えることが予想される点

異常 ▲ 標識の+印が消えかけて使用できなくなっている点、または動いている可能性のある点

異常 × 不明または、亡失している可能性のある点

空白   今回調査を見送った点

 標識の種別  大 5cm以上の砲金

       小 小型(3p)の砲金

       角 角形鉄杭

  

(1)正常 195点

見た目のみにて判断し、図根多角点標識及び周囲の状況から正常に使用できると思われる点。(195点、内アスファルト上に設置されているもの58点)

 

(2)異常 158点

@ 背の高いガードパイプなどが設置されるなど、障害物によって測量機器が設置できなくなっているもの。(4点)

 A 標識の十字線が踏圧による摩耗などによって消えかけているか、近い将来消えてしまうおそれのあるもの。(38点)

 B 標識の十字線が消えてしまい使用できなくなっているもの。または、周囲の状況から移動している可能性の高いもの。(28点)

 C 標識の十字線が消えかけており、同時に移動している可能性のあるもの。(5点)

 D 今回の調査では発見できず、河川、道路改修など、周囲の状況から亡失している可能性の高いもの。(83点)

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第6章 鷹子17条地図
図根多角点検証
     
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