第33回勉強会(1級基準点観測体験)報告


  連休、真っ只中の平成20年5月3日、第33回勉強会(1級基準点観測練習)を西予市三瓶町

 有太刀の「あらパーク」で実施しました。

 愛媛会・岡山会から12名(内女性2名)の参加で、当日は真夏日を思わせる、絶好の行楽

 日和でしたが、1キロを越える観測には不向きな天候となりました。



  主催者としては、日頃のストレス解消の為に、景色の良い場所で気持ちよく観測して

 焼肉パーティして、また観測して、測量に親しめれば良いという企画でしたので、目論見どお

 りの天候です。



  午前9時30分、西予市三瓶総合支所の駐車場に集合して、そのまま車で15分ほどの場所の

 山岳公園「あらパーク」に移動。



  まずは、炊事小屋のテーブルで3方向を観測するための手簿の準備です。

気圧も念のため、気象台のホームページで確認。


        


観測開始




   午前10時、山岳公園「あらパーク」の駐車場から観測を開始。

   観測開始にあたり、「あらパーク」内の基準点MK2−7から、MK1−21を

  後視点として、放射測量により仮設点を
7つ設置して、その位置から各自持参した

  TSでの観測練習です。

  陽炎は出ていないのでずが、やっぱり1キロ先の目標をとらえるにはみんな苦労し

 ている。

 「あそこのターゲットはどこにあるの。わからん。」

 「どれどれ。ああっ。もっと下よ。これは花壇の花よ。」

 との会話か、そこかしこに。

  リアス式海岸の眺めは最高です。

         


         
                     観測点から第三方向を望む


う〜む


   先ほどから「う〜んっ」と唸りっぱなしなのが、日下さん。

   「どうしたん。」

   「三対回}の観測ソフトが入っているはずなんだけど・・。」


    とうとう、取り扱い説明書とにらめっこ。


昔とった杵柄


       



 お昼から、差し入れ持参で奥さんと参加された新居浜の高橋宝さん

 「もう、器械は相当覗いていない。」

    と言いながら、器械持参でやる気満々。

 15時ごろ、観測開始。大野さんの手簿づけでスムーズに観測を完了。

    なんと厳しい1級基準点の制限にピタリと収まった。

    「大野さんの手簿づけで、スムーズに観測が出来たおかげよ。」と謙遜。


    「こんな観測10何年ぶりかな。」と満足そう。

    奥さんの前でびしっと観測を決める。

    何と重圧に強い人なのだろう。


    ちなみに、「老眼おっさん」も、観測をしたのですが、あえなく制限を越えてしまいました。

    どうも、嫁さんにではなく、美人調査士に「いい格好」をしようとした不純な動機に

   原因が・・・。



1級セオドライトでの観測

 「あらパーク」駐車場に設置された2級基準点(相当)MK2−7には、ニコン製の1級セオドライト

が「迷惑おっさん」により設置される。


 同時に日よけの傘も、ポールに縛り付けられ、用意は整った。

  各自、観測に挑戦する。

         


   前回の宇和勉強会の観測で制限を越えてしまった、再挑戦するぞ。

   果たして結果は。


         


結果発表


   「迷惑おっさん」から、各自の観測位置と基準点との3方向の観測値の正解が配布される。

   各自、自分の観測結果と照らし合わせて、一喜一憂。

   1級セオドライトを使用して観測した中には、正解と1秒との相違の観測もある。


   本日は、気持ちよく1キロ離れた位置の観測をする。体験してみるという目的である。


   その目的は参加全員達成していただいたようだ。


   17時30分、本日の勉強会は無事終了した。


   勉強会の後片付けをしていると、夕日が海とリアス式海岸に鮮やかな色彩を与えて

   最高の景色。

   本日の勉強会は「おっさん達」にとって、ストレス解消の楽しい1日になりました。


    参加者の皆様、本当にありがとうございました。

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