今治支部研修担当 渡部 毅
TS観測による4級基準点測量を行なった。
◇ 水平位置は、厳密水平網平均計算で求めた。
◇ 標高は、厳密高低網平均計算で求めた。
○ 観測作業 → 観測値の整理@
水平角観測(倍角差、観測差)
鉛直角観測(高度定数の較差)
距離測定 (1セット内の測定値の較差、各セットの平均値の較差)
○器械高と目標高(鉛直角の偏心補正) → 点検計算A
水平位置の閉合差
標高の閉合差
○ 平均計算 → 網平均入力B
厳密水平網平均計算の重量
○観測値と結果の比較 → 平均結果C
厳密水平網平均計算(単位重量の標準偏差、新点位置の標準偏差)
厳密高低網平均計算(高低角の標準偏差、新点標高の標準偏差)
○ 測量の方式について
14条地図作成のTS等による基準点測量は、ほとんどが結合多角方式で行い、厳密網平均
計算で基準点成果を算出する。
現地の状況により単路線方式が良いときもある。
これから作られていく基準点は、他現場の既知点になることが多くなると思う。
街区基準点は、利用者の使いやすい所に必ずしもあるとは限らない。
現地が街区基準点から、遠い場所や街区の中のときに、どういう測量方式をとればよいか
次回の研修で行なう。
今回の研修では、TSによる4級基準点測量の概要として観測から始まり整理、計算結果検
討と説明を行なった。
すべてが重要である。
以上
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